赤城毅 オフィス・ファントム File1 史上最大の誘拐
梅雨も無事終わり,暑い日々がやってきました。個人的にはこの季節は読書にはあまり向かないと思うのですが,それでもやはり本は読みたいものです。こういうときはあまり難しく考えることのない,アクションものですよ。
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感想
赤城毅氏の初の現代物です。これまでは明治〜昭和初期を舞台にした「活劇」が多かったのですが,今回は現代を舞台にした「活劇」物でございます。
現実にはありそうにもないぶっ飛んだ設定と,これまたこれぞ定番といったなぞの秘密組織。しかし,そんな細かいことは抜きにして純粋にスリルとスピードを楽しむのが,赤木活劇の正当な楽しみ方でしょう。なんだかな〜と最初は思わないことはないと思いますが,読むうちに引きずり込まれどっぷりとストーリィにはまれるのがこの人のすごさなんだろうなと思います。
それと最後にちょっとしたひねりってのもスパイスとしてよく効いてますね。ただ某アメリカのアクション映画のパクリっぽい気もしますけど・・・