森岡浩之 騒がしい死者の街−優しい煉獄2

久しぶりに本を読み込んでるのはよいですが,今度はここに載せるのが滞ってきてしまいました。

騒がしい死者の街―優しい煉獄 2 (TOKUMA NOVELS―Edge)
騒がしい死者の街―優しい煉獄 2 (TOKUMA NOVELS―Edge)森岡 浩之


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あらすじ

電子的な死後の世界に犯罪が導入された。何の意味もなかった自称探偵は忙しい毎日を送ることになった。あろうことか警官と名乗る者まで出てくる始末だ。この先この世界はどうなっていくのか・・・

感想

さて問題です。この作品ははたしてSFというジャンルに入るのでしょうか。設定や世界観は紛れもなくハードSFだと思うのですが,進んでいく物語は探偵もの?かな。それでも第1巻に比べるとSF的設定が見え隠れしてきますが,それでもあくまでエッセンスのひとつって感じです。
この作者の作品は実は他のものはあまり読んだことがなく,こんな作風なんですかね。どっかのレビューに載ってましたが,軽い神林風って感じは確かにあります。連作短編集でもありさっくりと読むにはなかなかよいのではと思います。SF作品を期待しなければ。
それでも,登場人物も増えてきて伏線らしきものも見えてきてこの先の展開が楽しみだったりもします。