冲方丁 オイレンシュピーゲル壱

梅雨入りしたとたん,雨が降らず暑い日が続いてます。それにも負けず本は読まないとな。

オイレンシュピーゲル 1 (1)
オイレンシュピーゲル 1 (1)冲方

おすすめ平均
stars文章が斬新な感じ
stars喜びも悲しみも怒りも、全て受け止めて
starsライトノベル二大雑誌で連載のシュピーゲル共同戦線

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あらすじ

「なんか世界とか救いてぇー」
あらゆるテロや犯罪が多発し「ロケットの街」とまで渾名される国際都市ミリオポリスに,<猋>と呼ばれる3人の少女がいた。彼女たちはこの街の治安を守る警察組織MPBの遊撃小隊。最強武器を呼び込み機会の手足を自由自在に操り,獲物たる凶悪犯罪者に襲いかかる! クールでグロテスクな"死に至る悪ふざけ"オイレンシュピーゲル

感想

冲方氏のシュピーゲルプロジェクト,もうひとつの物語の始まりです。(スプライトシュピーゲルの方はこちらです。)スプライトの方とは,文体も普通に近づきハードボイルド調です。が,やっぱり他の人とは違い独特のリズム感がビシバシと襲ってきます。そんでもって,ラノベ調の一見軽い物語風でありながら,飛び切りのハード。所々本気で泣きそうになりました。
内容はこちらは短編3本とそれぞれ3人娘に1人ずつスポットを当てた,在る意味前振り的な物語。その中にもスプライトにも絡む複線があちらこちらへ。今後の本格的な物語の動きに注目です。
と思っていたら,いつの間にやら第弐巻が出ていたようで本日やっと手に入れました。(いつも行く本屋には何故か置いてなかったので気づくのが遅れちまったい) また,眠れない日ができてしまう・・・(^^)