西澤保彦 笑う怪獣 ミステリ劇場

笑う怪獣ミステリ劇場
笑う怪獣ミステリ劇場西澤 保彦

新潮社 2007-01
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あらすじ

突如出現する巨大怪獣。地球侵略を企むナゾの宇宙人。そして人々に襲いかかる驚異の改造人間。いい年齢をしてナンパが大好きな,アタル,京介,正太郎の3バカトリオに,次々と恐怖が襲いかかる! 彼らを救うヒーローは残念ですが現れない!

感想

「なんだこりゃ??」ってのが正直な感想です。「本格特撮推理小説」という帯に惹かれて手にとっては見たのですが。。。
1本目の「怪獣は孤島に笑う」はなんか不思議な世界だ。とまあ不条理感を漂わせながら笑って読めたんですが,次の「怪獣は高原に転ぶ」のラストのあたりから,頭の中に???の嵐。とりあえず何が不思議かって最後に突然出てくる謎解きの部分。何をどう捕らえればそんな結論が出てくるのっ? って推理を展開してくれるのですが,一応つじつまは合ってるしちょっと考えるとなんとなく納得している自分が怖い(^^)
てなことで,1本読むたびに,なんじゃこりゃ〜と叫びながら本を放り出し,それでもまた拾って次を読むの繰り返し。結局最後までたどり着いてもやっぱり訳のわかんない1冊でありました。それでもなんか面白かったの何なんでしょうか。