浦沢直樹×手塚治虫 PLUTO

新年あけましておめでとうございます。本年も「積読・乱読」ご贔屓のほどよろしくお願いいたします。相変わらず不定期更新となりますが,旬のものからマニアックなものやクラシックなものなどその時々の気分で紹介していきますので,お付き合いのほどお願いします<(_ _)>
さて新年最初は少し毛色を変えて漫画の紹介となります。

PLUTO 4―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (4)
発行元:小学館
価格:¥ 550
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あらすじ

世界最高峰のロボットやペルシアへの調査団のメンバーが次々と殺害されていく。

感想

ロボット達が市民権を得た近未来を舞台とするミステリィです。鉄腕アトムのリメイクということですが,それらしいロボットも出てきますがメインの登場人物は見た目ではロボットか人間かの区別はつきません。ある意味手塚氏が想像していた未来社会とはこのようなものだったのではと思わせるような設定です。このような舞台で次々と事件が起こります。主人公であるゲジヒトの視点で物語が進んでいくため,なかなか事件の全体像は見えてきません。しかし少しずつ浮かび上がってくる彼らの過去にみめられた秘密などはまること請け合いです。現在4巻まで出てますが,この巻で大きく展開が動き始めますが謎が増えただけという話もあり,続きが待ち遠しい限りです。元ねたである「史上最大のロボット」は短編らしいのですが,さすが浦沢氏というところでしょうか。しかしこの巻でアトムが死んでしまうのですがこの先どのようになっていくのでしょうか。