冲方丁 マルドゥック・ヴェロシティ

前回のシリーズは確か3ヶ月連続刊行。今回は3週連続というなかなか派手な出版ですが,なぜか気づかずとりあえず1だけを購入してました。

マルドゥック・ヴェロシティ1
発行元:早川書房
発送:通常2〜3日以内に発送
価格:¥ 714
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あらすじ

戦地において友軍への誤爆という罪を犯した男―ディムズデイル=ボイルド。肉体改造のため軍研究所に収容された彼は、繰り返される悪夢のビジョンに苛まれていた。そんなボイルドを救済したのは、知能を持つ万能兵器にして、無垢の良心たるネズミ・ウフコックだった。だが、やがて戦争は終結、彼らを“廃棄”するための部隊が研究所に迫っていた。

感想

というわけで,冲方氏の最新刊。マルドゥック・スクランブルの前日譚に当たります。前作は圧倒的なヴィジョンとスピード感で3冊を一気に読まされる作品でした。そして期待の今回はじっくりとした口調(サイバーパンク風?)で,主要人物であるウフコックとボイルドのコンビの誕生秘話って感じですな。いろいろな特殊能力を持つ元軍人たちのアクション,徐々に謎や暗闇に入り込んでいきそうなバックグラウンド,怪しいプロフェッサー。単なるアクション作品ではない予感を感じます。この作品3週連続で刊行されててよかった。本日2と3を買ってまいりました。一気に読み終わってしまいそうな勢いです。