2006-05-03 小川一水 こちら、郵政省特別配達課! 日本人作家 こちら、郵政省特別配達課!発行所:朝日ソノラマ価格:¥ 1,200by AffiliSearch あらすじ 1989年,郵政省郵務局はあらたに特別配達課を創設する。目的は民間運送業者などが逆立ちしてもできない配送サービスの提供。特別配達課,愛称は特配。これぞ,郵政省復権の切り札の誕生である。あの伝説の配達集団,郵政省特配課。彼らが任務を全うするまでの炎の奇跡を熱く描いた物語。 感想 小川一水さんお得意の近未来物です。とはいえ宇宙船もロボットも出てきません。マッドな科学者やパイロットも出てきません。主人公は郵便配達屋さんです。彼らは郵便を配達しています。ただしその配達するもの,配達の方法は尋常ではありません。一話目から一軒家を配達してしまいます。 てな感じでとんでもないシチュエーションの中で日常を描くってのがSF作家小川一水の真骨頂でしょう。私は日本SFの王道であろうと考えます。