清水義範 世にも珍妙な物語集

世にも珍妙な物語集
世にも珍妙な物語集
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清水 義範
講談社 (2004/08)
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あらすじ

奇想が溢れる「もしも」の世界!
新聞の集金人やファミレスのウェイトレスをつとめるお年寄りたちが、客と絶妙な掛け合いを繰り広げる(「接客セブンティーズ」)。繁華街にできた不思議な行列の先に何があるのか(「マツノギョウレツケムシ」)。CM、心理テスト、旅行など、日常生活のなかにひそむ面白さをつかみ出したユーモア小説集。

感想

先日いつものように立ち寄った書店で,久しぶりに清水義範の作品集が目に留まった。
そういえば最近読んでないな〜,と手にとって読んでみました。やっぱ違いますね。面白いです。短編ばかり13編なんですが,いっきに読んでました。奥付けを見ると1年半ほど前の発行で読んだことのあるような作品もあったのですが,そんなの関係ないですね。
どこにでもホントにありそうな状況からどの話も少しずつずれていく。気がつくと全くありえないシチュエーションに移行してることもしばしば。読み終わって首をかしげるとこもしばしば。何で普通の町の風景がこんなになってるのだろうと・・。
これも一種のSFなのではと思いながら読み返している今日この頃でありました。