森博嗣 工学部・水柿助教授の日常

あらすじ

水柿小次郎二十三歳。後に小説家となるがいまはN大学工学部助教授。専門は建築学科の建築材料。よく独身と間違われるが,二歳年下のミステリィ好きの奥さんがいる。彼はいつしか自分の周囲のささやかな不思議を妻に披露するようになっていた。

感想

初めてこの作者の作品を読んでみました。たくさん書店に著書が並んでるし何かおもしろそうだなあと思っていましたので,何となく手に取ったのがこの本でした。
で,この本のジャンルはいったい何なんでしょうね? 最初の話はそれでも何となくミステリィっぽかったんですが,話が進んで行くにつれエッセイ風味が強まってきてストーリィもあるんだか無いんだかとても不思議な作品でした。
それでいておもしろくないのかというと,そんなことはなくいつの間にやらこっそりはまってたって感じでした。このシリーズは他にも何冊か出てるみたいですが,全部こんな感じなんでしょうか。また文庫化されたら買ってみましょうか。
それにしても,私はこんな感じのちょっと浮世離れした人にあこがれますねぇ。自分もこんな人間になりたいなぁ〜

工学部・水柿助教授の日常
森 博嗣
幻冬舎 (2004/12)
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