夢枕獏 陰陽師 瀧夜叉姫
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あらすじ
京の都で起こる数々の怪事件。一見無関係に見えるそれぞれの事件がやがて１０数年前の大乱へと結びついていく。都の存亡の危機に清明，博雅が謎を追い求める。
感想
久々の陰陽師の新作ということで発売と同時に上巻は買ってきたのですが，諸般の事情というやつで(^^ゞ １年近くも枕元に眠っておりました。ようやくと手に取り読み始めると，やはりこのシリーズは別格です。次の日には下巻を買いに本屋に走っておりました。このシリーズには珍しく長編なのですが，静かな流れるような調べの元に物語りは進み，短編のときと同様に美しい文章に引き込まれていきます。
一見無関係のようなさまざまな事件や伏線が，最後にはひとつにまとまっていく下りは感動的でさえあります。ぜひぜひ酒を片手にゆったりと手にとって欲しいものです。
